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社員満足度と"マズローの欲求5段階説"とその引用

経営者の方の話でよく見られるのが社員満足度の向上や、その定義付けや説明の引き合いに出されるのが「マズローの欲求(5)段階説」。

なんでよく登場するのかと思い、ちょっと調べてみると、マズローの欲求段階説は組織心理学において、従業員の動機付けの説明として利用されてきた経緯が影響しているようです。

この「マズローの欲求(5)段階説」。Wikipediaの説明によると以下の内容のようだ。

アメリカ合衆国の心理学者・アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を以下の5段階の階層で理論化・分類したもの。

 1.生理的欲求(physiological need)
 2.安全の欲求(safety need)
 3.所属と愛の欲求(social need/love and belonging)
 4.承認の欲求(esteem)
 5.自己実現の欲求(self actualization)

人の欲求は、低次の欲求から高次の欲求へ移行していくらしい。
が、個人的には少々違和感を感じる部分もあるなぁと思っていたら、批判的意見もあるようで、例えばRobbins(スティーブン P.ロビンス)は、マズローの枠組みはアメリカの文化が前提であり、日本の場合は安全欲求が一番上になると述べていたり、或は、普遍的な科学根拠や実証性を欠いているのではないかという疑問も呈されている。


そんな長い前置きはさておき、話は戻って経営者のマズローの欲求段階説の引用について思うことなど。

今日の日経ビジネスオンラインで、ワタミの渡邉美樹氏のコラムにも引用されていました。

ワタミの解釈と取り組みはだいたい以下のようだ。

1.生理的欲求 → 社員が衣食住に対して足りるように配慮
2.安全の欲求 → 社員の給料を上げたい、安定した生活を提供する
3.親和の欲求 → 好きな者同士で仕事しよう(同じ理念の共有者と働く)
4.承認の欲求 → 正しい評価と正当な成果、報酬(完全実力主義で年功序列なし。職務給)
5.自己実現の欲求 → 社員の独立を奨励

一方、2年連続日本一の社員満足度が高い会社で有名なECスタジオの解釈と取り組みはだいたい以下の通り。

1.生理的欲求 2.安全の欲求 → 女性社員が働きやすい職場の提供。社員をクビにしない。短時間、高賃金の環境の提供。
3.社会的欲求 → 経営理念を共感する会社としか取引しない。経営理念に沿わないビジネスはしない。
4.尊厳欲求 → 人と仕事のミスマッチで、部署異動でも解決できない場合、本人が発揮できる新部署設立。
5.自己実現欲求 → 社員個人のビジョンづくり(「夢をつくる」セミナー)。

比較して思うのが、2.安全の要求についてECスタジオの取り組みが素晴らしく、代表取締役の山本敏行さんは"いつクビを切られるかわからない状態では社員の満足度は上がるはずもありません"とずばり踏み込んでいます。

で、言いたいことは、ワタミをディスりたい訳ではなく、ここまで踏み込める会社はそうそうないと思うので、ヘタに経営者の方がマズローの欲求段階説を引用するとECスタジオと比較されて恥をかくよなぁ・・・ということ。

社員をクビにしない!とキッパリ言い切れる、格好いい会社が増えるといいですね!


参考:日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
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[ 2012/02/20 21:45 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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